2003-3月

 

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2003/3/11

ああ、そうそう…
「AON」の打ち切りは私も衝撃だったぞ。(いつの話をしている)

ところで、冬休みにドイツでみかけたもの

ドイツ版
バスタード
キャプテン翼
バガボンド
ジャンプ(現地名BANZAI)
ちょビッツ
神秘の世界エルハザード
攻殻機動隊
エヴァンゲリオン
へんなエロアニメ
最終兵器彼女
あとは色々。

ちなみにキャプテン翼は日本名/地名はそのままでした。
「Wa....Wakashimazu!」とか印刷されてた。
ちなみにいいのかドイツ、バスタードの翻訳なんて無責任なことして。ちなみに20巻まで刊行されてたからすぐにネタがつきちまうぞ。

さて、ここでご紹介するのはドイツ版ジャンプ「BANZAI」。

掲載順

CREWMAN (ドイツ人の漫画家らしい。)
なにか「キャプテン」か「コミックガイア」
でも購読していたのかと思うほど懐かしいかほり…
ジャンプってカンジじゃないな。

遊戯王
(かなり初期、カードバトル黎明期)

DNA2
(ことみちゃんでエロエロ)

ちょっとだけ帰って来たアラレちゃん
(Vジャンプでやってたやつね)

ナルト
(ハクが死んだところあたり)

ハンター
(キルアの一回目ハンター試験中あたり)

シャーマンキング
(シャーマンファイト始まろうとしている所)
ちなみに看板の「ふんばりボウル」とか街の背景までドイツ語に訳してくれている。

巻末
日本の紹介でなぜかウォシュレットを紹介。そんなにめずらしいのか?まあ昨日「トレビの泉」で紹介されていたウォシュレット開発秘話は笑い死にしたけど。
あとは漫画の読み方(右から読む)も丁寧に解説されている。


値段は5ユーロで全部白紙印刷。(色つき再生紙でない)だいたい2話ずつ掲載されている。

総括:どこの言葉で読もうが桂漫画はエロいということ


というわけで日本に話を戻して
ジャンプ15号

■こち亀
って海外に輸出できそうにない
(まあでもイタリアで「いなかっぺ大将」が大ウケした例もあるのでいちがいには言えない)それにしても過去話の先週の奴はあきれ返ったけどそれに比べればまだマシなのかなぁ。とにかくギボシ家は出しゃばって来ないで欲しいわけなのだが。

■ワンピース
ロビンさんが出てるときは癒されます

■ナルト
そのアイテムはいくらなんでも呪われております。
お寺で供養することをオススメします。
マジレスすると「悲しい思い出」前提ありきが全面に出すぎて非常に予定調和的。弟と恋人が死んだという過去から今後どういう過去話が展開されるか、読者が明確すぎる程予想でき、その通りのコマが展開されるから感動どころか失笑さえしてしまうんだな。まあ前からそうなのですが。

■シャーマンキング
正直ウケました。こういうアホアホしいの大好き。
ところであのメガネ描写はテレバイダーからインスパイアされてるのか?

■アイシールド21
栗田あいかわらずかわいいなあ。シュークリームたべたい。前にやってたモン太の話は正直、共感しまくりだったよ。いや、私はスポーツはてんでダメだけど多かれ少なかれああいう曲がり道をくねって今の自分がある、それが素敵なことなんだって思えるまでいっぱい色んなことあるんだよね。
正直、子供のうちにバイエルンの練習なんか見たら影響力ありすぎて怖い。住宅街の真ん中にあるから毎日のように
見に行ってるであろうチビッ子を沢山見かけたが、やっぱあの中から色々な経路を辿るフラグがいっぱい立ってるんだろうな。

■よみきり
一芸はともかく少年誌ということでムリヤリ主人公を少年にしたような気がする。青年誌の方がいいのかもしれないと思うのだが。

■ボーボボ
一つだけ忠告しておく。ここ行って笑い死ぬなよ
♪ボーボボボボッボ…(ステージ1の音楽)
↑これってボサノバとかかけてるのか??
コナミ、ハジケすぎ!!!

■遊戯王
バクラ(悪)ってなんか憎めないというか絵的なカッコよさを感じるんだよな。むしろバクラ(表)が嫌い。
「千年リングの力を取り込んだオレ様の力は無敵だ!!」
どうですか、普通の生活をしていたら一生言わないであろうセリフまわしの数々!!

■いちご
どうでもいいがさつきのパンツが少しババくさく年相応でない。
どこぞの「ねぎま!」みたいにスイカ口した赤面でくまちゃんパンツを見せつけろとまでは言いませんか。パンツのなんたるかはこれをお手本に。

■ウルトラレッド
なんかこの雰囲気、ボンボン坂描いてた人が魔女っこものやってた時、突然天下一武闘会方式になって打ち切られた時に似ている

■ジョジョ
エンポリオがこのあと失禁しそうな気がする

…は、はいっ!ぼくの予想的中率は50ぱーせんとくらい、です!
(アナスイ死亡がほぼ確定したので5ぱーせんとあっぷ、です!)

ところで岸辺露伴先生はこの時代「ピンクダークの少年」1500回記念とか迎えておられるのだろうか。

■ジャガー
こういうカコイイんだか不思議なんだかわからない異名を
ジャンプ作家陣で構成してみようと思ったらあんまり出て来ませんでした。

ところでAONは海外でも出版されるのだろうか。このままでは終われません。
ところで今さらだが衝撃的な打ち切りをくらった(自滅??)AONについてだが、最後のチャンスだったのにとか言ってる時点でちょっとネガティブすぎんだよ。何しろ連載一回目からネガティブ側面から入り込もうとしてるし、あげくの果てには幼稚園で子供と遊んでいるのは「バーチャルであってリアルでない、リングこそオレの現実」と来たもんだ。少年らしいポジティブファクターが完全に欠落しているのはアンタの方じゃないか。子供を出せば少年漫画というわけでないんだよ。少年漫画の良さはがむしゃらに前向きで少年に多かれ少なかれバカで無鉄砲な力強さと希望を与えるパワーじゃないのか?

というわけで私としては遊戯王って海外で出版されててもしっくり来るというか、あらためてキャッチーな「マンガ的画力」をキープしているのがエライなと再確認したのデス遊戯ボーイ。

 

■注釈

■AON
その衝撃的な打ち切りは日本中を震撼させた!(おおげさ)なんてことないプロレスマンガなのだがとにかく作者のガケっぷち感が伝わってしまったマンガ。きわめつけは最終回の巻末コメント
「ラストチャンスだったのにつまずき転ぶばかりで最悪でした。このままでは追われません。」という自爆的なもの。まあジャンプは打ち切り作家に非常に厳しく(AONの作者は連続3回打ち切られている)きっともうジャンプではダメだったということだろう。人(読者)に八つ当たりするのやめて素直になればそのうちいいことあるよ。

■少年キャプテン
非常にマニアックで絶滅の危機に追いやられていた80年代的SFマンガを数多く掲載していたマイナー誌だったがいつしか廃刊に。ちなみにコアな人気のある「宇宙家族カールビンソン」も、もともとはここに連載してたような気がする

■コミックガイア
マイナー誌だったが士郎正宗の「アップルシード」ほんの少しだけ掲載されていたので士郎ファンがしぶしぶ買って所有している率は高い雑誌。しかしナケナシの看板マンガ「アップルシード」は、おもいっきり途中で作者みずからの意志で突然打ち切られ、他の士郎作品(ドミニオン)にすりかわったりする、いきあたりばったりだった雑誌。存命かどうかは未確認。

■トレビの泉
フジ月曜深夜(関東ローカル?)にやってる、読者の雑学投稿番組。いいネタだと出演者が「へぇー」と音が出るボタンを押してくれる。どれだけいいネタかは「へぇー」が押された回数で決定しその分だけ日本円に換算され投稿者の賞金になる。単位は「1へぇ」と数える。

■ウォシュレット開発秘話
男性社員がビデの射出口の寸法を計算するため、ストリップ劇場に通ったらしい。ちなみに島耕作みたいな劇画タッチでマンガ化されており、これが番組で紹介されていたが笑い死ぬ内容。

■ねぎま
マガジンで最近はじまった赤松(らぶひなの作者)せんせ〜のお色気ラブコメ。とくに
・赤面
・スイカ口
・ハーレム
これさえふまえておけば赤松作品のなんたるかを説明する必要はない。

 

2003/3/9

 で、あいかわらず毎週土日はブンデスリーガの試合をチェックしてるわけだが。しっかしストリーミング映像とウェブラジオで追ってた昨日のバイエルンミュンヘン対レバークーゼンですが、3対0でまた無慈悲にバイヤンがレバークーゼンを蹂躙してくれたのは嬉しいのですが、その前にレバーの噂以上のズタボロぶりには心が痛みます。
「なんやそのパンチは幕の内ィィィィ」(by千堂)
という気持ちです。(ウェブラジオ実況もはっきりと「がっかりです」と口にしてました。)
 いや、どこのチームもシャレにならんくらい大変なんですがレバーのこのていたらくはホントにどうなんだろう。いっておきますが去年のチャンピオンズリーグ準優勝チームなのですが。おまけにドルトムント(2位)は今週、まさかの敗戦で現在、バイヤンとドルの差は13ポイント差です。「これじゃ以降の試合、バイヤン選手の中にミニモニとか混ぜてても勝てるんじゃないか」とは友人の談。しかしバラックのケガ(全治8週)というレバーの呪いもくらった。まあなんとかなるでしょー。まあバラックが復帰早々、イラついて荒れないことを祈るが。カーンがフィードの時にボールに煮干を貼り付けておく必要があるな。これがホントのフィード(エサを与えるの意)おあとがよろしいようで。

そういえば昨日、友人と電話でだべっていたのですが
「イラクの人間の盾って宮崎駿でも混ぜて「ナウシカ」「火垂るの墓」上映会でもやっとれば効果あがるかね」
「まあどこぞの億単位死ぬ宇宙戦争をアイドルの歌一発で止められるアニメじゃないんだから」
「あ、それで行くと松浦あやを送りこむというのは」
「…確かに戦場に"Yeah めっちゃ holiday"が流れたら萎えるな」

 なんかリアルマクロスできそうだ。あるいはフルメタルジャケットとか地獄の黙示録のバックにあややソング流すマッドを誰かやってくんないかな…

まあ冗談はさておき、人間の盾ってどうかと思うよ。はっきり言って自慰なんじゃないかな…そんなのやってる間に延々と大量破壊兵器査察のレポなどについて延々と何時間も国連で議論している人達の方がよっぽど「やるべきことをやっている」感じだ。まあ色々と主義主張があるわけだけど明日どうなるかわからなくても逞しく生活を送る人達にとってこれってどんな気持ちだろう??まあそれで屈辱を味わってイラク国民自身が立ち上がるのがまあ理想なんだろうけどさ…それがどっかの諜報機関が糸引いててもいいからさ…

 とかなんとか言ってたら今夜のやべっちFCはカーンのインタビューだったわけね。(先週はバラックとベッケンバウアー)インタビューは「……それだけ?????」といった感じだったが。(いや、最近の諸事情などいろいろ編集があったのだろうが)相変わらずタカハラ中心でまとめちゃって、なんだかこれじゃお隣のウリナラマンセーとかわんないよ。なんのためにドイツ行ったんだよ!もっと深いとこ突っ込んで来いよ!せめて「ハーイやべっち」と言わせるまで粘れよ。所詮は朝日か…
 とはいえ、私が実際に見学に行った時に見たまんまのカーンの表情がよく撮れてた。「あ、カーンだ」って感じだ。あんな感じだもん、まさに。立ちポーズでやべっちと比べるショットとかあったらもっとリアルさが出てたと思うんだが。バラックもカーンもシャレにならんくらい身長でかい。あれにはビックリするよ。岡村が行けばもっと体感できると思う。(タバコじゃないんだから…)しかし「今週のハーイやべっち」が阿部勇樹だったのがなんか運命じみたものを感じる。いや、なんとなく阿部勇樹ってドイツサカー似合う人だから将来ブンデス行くかもとかって大方の海外サカファンと同じように期待してたりするから。

 それにしても思うのは、小野も中村も中田も高原も松井もホンット〜に強靭な精神を持っているし尊敬すべきと思う。しかし、マスゴミはそういった人達に泥を塗ってまわるようなことばかりしでかして回ってるのがその、なんだ、複雑だ。例えば急にブンデスの選手に「タカハラどう思いますか」言っても普通に考えても「いい選手だと思うよ」ぐらいしか言えないじゃん。で、それを「ブンデス、高原を絶賛!」と書く。翻して、そうだな、例えばエッフェやレーマンあたりが「あ?敵の選手のことなんかシラネーヨ!うろちょろしてっとぶっとばすぞゴルァァァ」とキレたりしたら「エッフェ、レーマン、高原を厳重警戒!」となるわけだ。そんなんばっかじゃん。

 まー欧米のメディアもクソなとこはクソだ。BBCなんかの日本を扱ったドキュメントなんか見ると判るけど結局、実際の日本人が感じるリアルとは程遠い。ただひたすらオリエンタルな雰囲気を強調したり、エキセントリックな部分を強調したいようなツクリばかりだもの。あと、CNNも、コロンビアの事故はとても悲しいことなのは代わりないけどアマリにナショナリズム色の濃い特番ばかりで正直、ウンザリした。まるでアメリカの為に殉死したかのようなアオリ方。彼らはそんな国家のしがらみなんか超越した所にいたと思うんだけどな…あの人達は地球そのものを客観的に見ることのできる本当に特別な人たちだったんだよ。そんな彼らの想いを利用するようなことはしちゃいけないよ。と思うのです。

なにはともあれとりあえずマイケル反論番組がどうこうより、その司会がオヅラとデーブスペクターなのが吐き気がする時点でフジは負けだ、という一節でした。


■注釈

■レバークーゼン
土曜の試合はいくらなんでも。開始2分で先制点(ピサロ)で、その後、にこやかだけどスキは見逃さないエウバーにより2得点の結果3-0。まだ水曜のDFB杯のラメロウの意地ゴルがあっただけマシだったような。死ぬ気でぶつかって来るレバーとそれを全力で受け入れるバイヤンってのが見たかったんだけどな〜

■マクロス劇場版「愛・おぼえていますか」のクライマックスは屈指のド迫力メカ描写にアイドルの歌がかかるという今みると非常にシュールな映像である。しかし、あのクライマックスの映像は今もなお神業の域だろう。「文化」を持たない異星人には人間の「歌」が非常に精神を錯乱させる効果がある、という設定で、アイドル歌手の歌により和平となる。よく考えたら冷戦時代をよく反映してるなホントに。

■やべっちFC
日曜のサカー番組だが、どうせなら月曜の枠にすればいいのにとつくづく思う。(ヨーロッパ関係は時差の関係上、日本時間で月曜になるまで全試合結果がわからない)

■レーマン
ドルトムントのキーパーで熱くなりやすいおっさん。よくレッドカードくらってカーンより頻繁に退場する。で、その代わりをFWのコラーが務めるのだが2mの長身でなかなかよく止めるので対戦相手はイライラが募る。…もしかしてそれがドルの作戦なのか?おそろしい子…!

 

2003/3/8

さて、ご無沙汰しております。ネットは広大かつ時の経つのが早すぎるわ〜と。
とりあえず最近はゲームをやる暇さえなくなって来てゲームの代わりにDVDを集めることにしてる。…つうわけで攻殻機動隊TVシリーズ/ヒートガイジェイを集めている。長い間ヨ×バシポイントを貯めていたおかげで結構格安で買えてる。
…長い間休止にしていてコレっぽちも変わってねーのかよ自分。とりあえずプレステ版サクラ大戦は「もううんざりですよカテジナさん!」「3のシステムで1-2をやってみてえ」という二つの魂がせめぎあっておりますが、あ〜保留だ。

 えーさて、いままでのことを報告しますと、1/2-1/6の冬休みに格安航空券でドイツに行って来ていました。ブンデスはこの時期は開幕していないが、極寒のためこの時期はひじょうに安い航空券(6万)が購入出来ることと、1/4に新年一発目の練習があるのでね。(カーンとかバラックは出ないんだけど)。しかし早起きして行ったおかげでカナーリ得した。選手やコーチがオハヨーって声かけてくれて挨拶かわせた。しかもカーンさんにも会えて少し挨拶できた。まあ信じてもらえないとは思うので私のゴーストのみに留めておく。早く出て行かないと攻性防壁で焼くわよ。とりあえず二回目ということもあってボケーっと眺めていて、「あ、こんだけ一生懸命このにーちゃん/おっさん達がこんな極寒の中、プロの仕事やっとんのだから私もあらためてリキ入れて仕事すっか」と決意を新たにしたのであった。詳細レポを後ほどあげます。あと、ネタとしてはドイツ版ジャンプとかバガボンドとかパトラッシュとか、色々ありますので小出しにしていきたいと思っております。

 とにかくそれから「仕事すっか」と決意したのはいいがいくらなんでも忙しすぎじゃボケァ!!とかなりヒドイ状態にありました。しかも風邪で40度の熱だしたり。そんな中でも時は動き出しまくりな上に加速かかっちまってるし。アナスイ死にそうだしスゴイわあたし達新記録ッ!だし。

 ところで、ドイツから帰ってしばらくして、ポストを覗くとまたしてもカーンさんから直筆サインカードが届いていた。(ちょくちょく出してたから)おおぅ!と思ってまた御礼の手紙と、あと新年早々、DFのクフォーの娘さんが事故死してしまい、チームが新年早々大変だったので、お悔やみの意味を込めてこんな感じの手紙を書いた。
「クフォーは私と同じ年だし、そんな若さで大きな悲しみを経験することになって私も色々と真剣に考える時間を持ちました。大切な人が死んでしまう悲しみに関して、無責任な形だけのお悔やみとか、何も言いたくありません。彼女の魂が彼に寄り添って見守っていると感じられるようになれる日を願います。というわけで、代わりにこんな日本の遥か昔の哀悼の詩を紹介します。

山振の 立ちよそひたる山清水
   くみに行かめど道の知らなく   高市皇子 

千年以上昔に、義理の妹を若くして亡くし、嘆き悲しんでいる人の詩です。(短歌に関するシステム解説略)
「あなたの言っていた黄色い花の咲く美しい泉に行きたいけれど(あなたが亡くなって)道がわからない…」という意味です。(隠喩、暗喩、直喩などのダブル、トリプルミーニング、仏教的概念に関する解説略)
 人は人を100パーセント理解することはできないが、色々な経験から他人の痛み、悲しみ、喜び、怒り、感動、を共感しようとします。そして互いの感情を互いにバイト(かじる)ことにより、痛みをやわらげることはできます。いや、そう信じるしかないでしょう。貴方や貴方達のチームはサッカーの「マイスター」であって私達は同じようにはできませんが、多くの人の共感や感動や興奮を呼び起こすことも同じ事が言えるでしょう。そういった感情や記憶が多くの人によって伝達され、人はつながり人は死を迎えてもなお死を超えて生きているのだと私は時々思います。千年以上前に愛する人を亡くした日本の一個人の悲しみを私がドイツに伝える、クフォーの悲しみが日本の人々にも届く、そんな感じの事です。
 そういえば日本には「道」という概念があります。それはそれぞれの追い求めるもののゴールに向かって道を進むことです。冬に見学に行った折、冬休みの間、毎日見学に来ていた日本人の留学生の女の子から、貴方がよく早朝に独りで練習していたと聞きましたが、それを聞きやはりあなたも求道者なのだと実感しました。道といっても道がなかったり独りではなかったり、休んだ方がいい時もあるなど、さまざまです。リラックスして楽しむもよし、厳しく行くも自分次第で、ただそういったアップダウンを楽しめば(Viel spass!)いいのです。(柔道の田村の話略:半月板損傷にも関わらず優勝した時の話「ケガをするスポーツだと割り切ってあえてケガをした上で勝つ方法を考えたらリラックスして勝てた」というバケモノみたいな話の紹介。彼女は柔の道において強さの道を極めた。しかしながら、柔道以外の彼女は未熟な所もあり時々批判される。このように、人の道はそれぞれ完璧ではないが、それもまた面白いという話)
 日本の新年はおみくじというものを引く習慣があるのですが、私が今年引いたおみくじに結構いい漢詩が付いていたので送ります。(おむくじごと同封してしまったので引用詩復元不能)大意は「雲が散り、月の光が顔を覗かせ、水滴の付いた若い青竹や春の花を美しく照らしている。」というのがまず第一の意味で、その裏に込められているのは、「迷いが晴れ、ようやく希望が見えて来た。自分の進むべき道を希望と共に歩むべし」という意味です。少ないですが私の運をあなたに投資しておきます。(ただの「吉」だが)貴方と貴方のチームみなさんのそれぞれの「道」に春の美しい華が咲きますように。最後に、タカハラがブンデスに行き日本のマスコミが迷惑をかけているのではないかと心配ですが、逆にタカハラのお陰でブンデスの情報が大分簡単に入って来るようになったとも思います。
 …日本語に起こすとなんか重いがホントはもっと楽しい内容なんだがな。我ながらそっくりすぎるウリ・ヘーネスGM(一見すると只のハゲのカワイイおっさんだがその正体はジェネラルマネジャーで元西ドイツ代表のワールドカップ優勝チームの選手だ。しかしベンチで喜んでる姿はやはり只のカワイイおっさん)の似顔絵とか。
 で、その手紙を送ったらほぼ三週間後にまたしても、返事の直筆サインカードが来た。(毎回、こっちが送った手紙の差出人住所をカーン自らセロテープで切り貼り(…)して来るから、しっかり届いたことが判るのだ)いままでで最短のレスポンスだ。しかも消印が試合の三日前だ。本当にマメだねえ…なんか毎回、きっちり領収書を頂いているみたいで本当に嬉しく思う。しかしホントにマメだねぇ〜、きっといつも山のように来るんだろうに。というわけでカーンの直筆サインを私は現在、四枚もっている。別に二枚を生贄にしたらラオウが召還できるわけでもベケンバウアーのカンヅメが貰えるわけでもありませんが、わが生涯の家宝であることは間違いないので売らないです。ケチ?ああケチだともさ!!!なんか自分のレアカードに億の値打ちつける海馬ぼっちゃまの気持ちが少しわかったぜワハハハハ。

 しかしこんな時期にこんなにカーンネタばっかでいいのかって?こんな時期だからだよ。私が去年の夏、今年の冬とカーンを実際に見に行ったのはつくづく先のワールドカップでマスゴミの醜悪さを見せつけられたから、自分の足と自分の眼でひとつだけでも確かめてみたかったからだ、私の感じたものがいわゆる只のねじまげられた幻想なのか、それとも現実なのか。その結果、私の眼と足で見て来た真実を私は今でも信じ実感できている。
 今回のくだらねー浮気騒動ははっきり言って予想範囲内だったと思う。色々なイメージを勝手に押し付けすぎると崩壊も早いものだ。ピッチで野獣でもかなり繊細、内気な面がかなりある。ドイツ人のくせに人の眼みてしゃべらねーもんな。愛想ないし、笑う時に控え目に手ですぐ口かくそうとするしよ。別に減るもんじゃなし。で、そんな分だけ情が熱くてクソマジメってことだ。時々「あのゴリ…いや、あの子を解き放て、あの子は人間だぞ!」と心配になることもある。まあ恐れていたことが最悪のタイミングで起こったがそれも雰囲気読まないバイヤンならではだろう。まあ自分のケツが拭けないわけじゃないんだし、ピッチではそんなもん置いて来て無問題だろ。今はプレーに支障が出なければいいしそんなもんで今更支障起こす人でもないな。リバウドを見よ!いまだに奥さんに閉め出されていてもそんなことも微塵に感じさせない!!ロナウドを見よ!ビビアーネ(以下略)ベッカムをみよ!肋骨折ろうが家族が誘拐されそうになろうがいまだに「まじでぇ〜〜」みたいなプレー連発しとるがな。それがバケモノじみたプロってことさ!!翻せば救いようのないサカーバカってことさ!まあスキャンダルが好きなヤツは草野仁のたくましい二の腕でも見て萌えたりして脳みそごとボッシュートしてなさいってこった。ちなみに私はピッチや練習場のカーンは好きだがゴシップ記事やワイドショーを逐一チェックすることには全く興味がわかない。そういうのが好きな人を批判する気もないけどね。私は試合(もしくは試合情報)見てれば充分だ。
 人は等しくもろい。聖人君子になれる奴はこの世にいないというのが私の信条だ。その弱さをかみ締めていれば強くなれるだろう。しかしその弱さを笑う奴はもっと愚かだ。
 マスゴミが何を言おうがこれだけは確かだ。山ほど来てるファンレターにひとつひとつ、しかもたとえ同じ奴から来ても何回も直筆サインを送ってくれるようなマジメなところと、努力家で不器用で大人気ないくらい勝利に貪欲である人間である。それは私の中だけの真実かもしれないが、私の足と手と眼とペンで見て来た真実だから少しだけ重みを持って皆さんにお届けできるとは思うがね。
 最近、また手紙だしといた。「とても忙しく大変な時期を過ごしていると思いますが、とりあえず御礼を書かせてください。(略)人は弱く甘えがちなものです。しかし弱さを自覚したらまた次には強くなれるでしょう。私はこうやって手紙を書き次もまた勝利することを願うことしかできないのが残念ですが、でも一方で去年からずっと試合を見て来て、貴方及び貴方のチームはどんな逆境でも耐えられる強さがあると確信するに到りました。(中略)人の意思は死なないというのが私の考えですが、そういった意味で私は貴方から学んだことをどこかで他の人に伝え、生涯、おそらく死んだ後も―忘れることはないでしょう。明日、北朝鮮からミサイルが飛んで来ても必死で生きようとするだろうし、もし死んでも人の意思は死なないと信じる。だから恐れません。その証拠の一つが最近、太陽系を離れて終わりの無い旅に出ました。宇宙探査機「パイオニア」です。この事を踏まえ、日本の昔の詩人の言葉を添えます。
「月日は百代の過客にして、いきかふ年もまた旅人なり」
自らの詩の道を極めるため、日本じゅうを旅して詩を作った人の言葉です。彼の作った詩は何百年たった今でも人々に愛されています。人生もまたこれ旅です。旅といっても、忘れ物をしたのなら戻るのもまた旅ですがね。(略)
 今日は遅くまで起きてDFB杯準決勝見ます(というかウェブラジオ聞きます)。見た後で書こうかとも思ったけど勝てると確信していますから、この手紙を閉じます。

 で、結果は客観的に見ても勝てる試合なんだけどきっちりと大人気なくレバークーゼンに勝ちました。信じられない低迷が続くレバークーゼンもまたそれはそれで哀愁だが…だからってフヌけた勝ち方したらもっと愚かだ!!それがバイヤンの冷酷無比蹂躙悪役サカーじゃねーか!!しかしこういう時のエウバーはほんまに逞しくていいなぁーと思う。一分間隔で二点ゴール決めるんだもんなぁ。結果3-1。エウバー2004年夏に契約終了で移籍しちゃうんだけど、エウバーがやってきてくれたことはファンは絶対に忘れないでしょうなぁ。元バイヤン主将のエッフェがヴォルフスブルクの選手として対戦しに来た時、サポが「おかえりエッフェ」って掲げてたもんなぁ。やってきたことはどんなことがあっても覚えているもんなんだよ。ちなみにエッフェも素行不良だったけど彼が残した功績はすさまじいもんだからな。そんなものなんだよ。私はまだまだそんなオモロイ話を見て聞いて学んで行きたいと思う、のであった。できる限り自分の力でね。
 まあここは脳内の露呈場なのでなんかイタイとこがあっても見逃せ、人は弱い。そーいや攻殻機動隊TV版一話、こんなセリフあったな。
「この世が嫌なら自分を変えろ!それが嫌なら目を閉じ、耳を塞いで孤独に暮らせ!それも嫌なら…」
(原作だと「この世が嫌ならあの世から出てくるな!」だが、結構うまいアレンジだと思う。少し無理矢理すぎる感もあるんだけど…ふつーそんなスラスラ出て来ないよね。あ、サイボーグだからか)
 以上、本日の蔵出しでした。書きたいことは山ほどあるけど何からだせばいいやらコマってましたが。


 

■注釈

左が長すぎるので割愛するが、踏まえておいてもなんの役にもたたないかもしれない情報。

・カーンがまたしてもネタ爆弾を投下。奥さん妊娠中に浮気しちゃったのね。Cl早期敗退の弊害がこんなところに波及するかー。しかしつくづく雰囲気よまない。ブリヂストン広報、胃はだいじょうぶか。

・クフォーの娘さん事故死
新年早々、DFクフォー(ガーナ人)の一歳ぐらいの幼い娘さんが風呂かプールだかで溺死。立ち直れないのではと心配されたが彼は合宿にも参加しピッチに立っている。「俺達が彼を支える」と親善試合のスピーチでカーンが発表。ちなみにクフォーはトヨタカップのMVPで、あとカーンの命の恩人でもある(以前、試合中にカーンが失神した時に人工呼吸した←かなりおもしろい写真なんだけど…結構ネットにころがってる)

・バラックご乱心
サッカー雑誌のインタビューで監督の戦術に不満を言ったとして罰金をくらう。同様な事件はピサロにも起こる。それ以外にも風邪で何試合も欠場しやみあがりで出たと思えば敵と口汚くケンカ。せっかくリセットしたイエローカードをこりずに収集。荒れてるなあと思ってたら罰金事件直後に2ゴール。奴もまたヒートガイ。「バラには煮干が必要」とは私の友人の談。

・レバークーゼン低迷
昨年Cl準優勝のチームがブンデスでまさかの低迷。降格の危機さえあり、またCLでも低迷。まさにどっちつかずの状態になったまさに駄目バルセロナ状態!(バルセロナ=国内で低迷だがCLで脅威の連戦連勝。ちなみにキャプ翼では翼くんが所属する)ちなみにレバーはノイビル、ラメロウ、シュナイダーとW杯のおもしろキャラだらけ。しかしラメロウ、ますます生え際が薄く…いやいや全てが光輝いておりますよ。ついこないだカーンからゴルしてたし。

・最近のブンデスイチオシ
若い力爆発で面白いのが1860ミュンヘン。シュロス、イェンチなど次世代の注目株が活躍。しかしそんな1860をバイヤンは先のダービー戦で5-0で蹂躙し血祭りにあげてしまいました。ちなみにイェンチ(GK若い方)は写真映りによっては非常に美形であり実力もある。

・スシボンバー初得点
語りつくされたので割愛。しかし、マハバダキアのアシストということに感銘を受けた人も多いと思うんだけどそっちは取り上げないのかよ〜。あとカーンは守りすぎ。800分無失点って!くそまじめにも程がある!しかしそこに痺れる憧れるぅ!リアルタイムで見てたけど(というかウェブラジオで)実況の人もびびってたな。客が帰り始めていた矢先だったし。