2002-6月

 

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2002/6/27 (深夜)

なぜかワールドカップと歩調を合わせるように、
全治二週間にわたるひどい風邪をひいてしまった。(といっても早退を一度しただけで欠勤しなかったが)それでも、
日本チームの1次リーグ突破やナイジェリアの華麗なバク転パフォ、アイルランドの心意気プレー、デルピエロ渾身の同点シュート、レコバ魔法の左足、パラグアイのチラベル軍団の執念のリーグ突破、チラベルトとカーンの大魔神対決と熱い抱擁、など、最初のうちはとても至福のワ−ルドカップ週間を風邪をこじらせつつも過ごしていた。 そう、あの事件が起こるまでは。

とうとう私もこれについては言わざるを得ない。

韓国について。

 ポルトガルVS韓国については、私は特にまだ問題視はしていなかった。そもそもポルトガルはアメリカに負けた時点でリーグ突破は難しくなっていたし、何か運が味方していないように見えたし、パクチソンのトラップから浮かせて回り込んで放ったシュートは純粋に素晴らしかった。しかし、である。ビントのレッドはまあしょうがない部分があるにしても一試合に二人退場という事態。痛々しいまでのチームの悲壮な表情。あの時点で何かに気付くべきだった。いや、もっと前にアメリカVS韓国のアホなスケートパフォを苦笑ですますべきではなかったのだ。さらに言うなら対ポーランド戦で国歌にブーイングかました時点でも。(ポーランドがいかに苦難な歴史を乗り越えて独立に到ったか考えないのか?)

 そしてそれは、日本がトルコに敗北し、少し寂しいが巷がちらほらと冷静を取り戻した時に明白になった。イタリアVS韓国。この険悪なムードはなんだ?こんな醜いガチンコサッカー見たことない。そんな雰囲気の中、思いっきりユニフォームを引っ張られながらも先制点を決めたビエリに感動した。しかし、同日に少し精彩を欠いた日本チームの試合を見た後だから、終了直前に同点に追い付き延長ゴールデンゴールを決めた韓国にも日本も見習うべきところがあると思っていた。
  しかし、2chで出回った韓国サポーターの観客席の垂れ幕を見て愕然とした。「アズーリの墓場へようこそ」??もういいかげんブチギレですよ。私は長い海外生活の中で韓国人と実際色々と接触して、殆どの割合で嫌な思い出しかしなかった。(特に若い男に多い。女の子は結構いい子が多かったけど)しかし、個人体験を無責任に流布することできちんとした韓国の人々を貶したくないし、なんだかんだいって国土が分断されて休戦状態にある国なのだから、少しくらい(いや、おおいに)ギスギスした押し付けがましいアイデンティティーを喧伝する国民性でも仕方がないと放置することに決めていた。何より恐ろしいのは、聞き齧った情報だけで実体験もなしにわざわざ差別しに行くネットガキ(略してネガキ)が増えて泥沼になるのを恐れていたためである。

 しかし今回だけは言わせてもらう。ワールドカップを自国高揚のオカズに利用した韓国の上層部、それに踊らされてマナーも糞もなく対戦相手を称えるどころか貶すことに集中した韓国サポーターを激しく軽蔑する。ワールドカップを何年も前から楽しみにしていた人々の気持ち、苦しい予選を勝ち抜いて辿り着いた選手達、また強豪と雌雄を決するために来たスタープレイヤー、最高のもてなしを目指した開催国の人々とサポーターの気持ち、キャンプ地の人々の気持ち、はるばるやって来た外国サポーターの人達の気持ち、そういったものを開会式の意味不明な踊り(ついでに共催の日本完全無視)によって踏み荒らされたピッチの芝のように踏 み に じ っ た連中は絶対に許されるべきではない。もし、確証はなくもこれが大方の予想通りチョンモンジュンFIFA副会長とヒュンダイとFIFAと韓国大統領選が絡んだ壮大な腐敗の構図が引き起こしたことなら、激しい糾弾を要求する。できれば、韓国内からで、だ。
  これで「みずから」眼が醒めないっていうのなら韓国そのもののメンタリティーの未成熟さを大々的に批判すべきだし、それに値する。それを日本にまた押し付けようとするならこれは日本人として敢然と立ち向かうべきである。また日帝36年とか言い出して論点をすりかえてあまつさえ日本人に犯罪行為を起こすもしくは侮辱するようならそれはアメリカで言うところの「リバースディスクリミネーション(逆差別)」に似た状態であると言っていいだろう。差別問題に色々と例が豊富なアメリカの判例について研究し見習うのもこの際いいだろう。

 ところで、私は個人的に前からチラベルトが好きで、ドイツVSパラグアイで一気にオリバー・カーンにもメロメロになったクチだが、そのカーン率いるドイツが韓国と戦うことになって心配でしょうがなかった。超個人的には「カーンに何かあったら絶対に許さない!その時は私もできうる限り抗議しよう」と思った。しかし、そのカーンが次のような主旨の発言を試合前にした。
「誤審もホームアドバンテージもよくあることだ。一点消されるならもう一点入れるまで、そして相手のシュートは止める!」
 カーンのこの漢らしい発言とその後行われた韓国VSドイツはそれまでの今回のワールドカップのもやもやしたやるせない気持ちを吹き飛ばしてくれた。しっかりとした骨組みのドイツと最後まで諦めない韓国の好ゲームだったと思う。そしてその日、予定していた韓国行きをせずにドイツのユニフォームを着て現れた明石家さんま氏や2chで呼びかけて国立で「FAIR JUDGE PLEASE」を掲げてドイツの応援をしに行った人々、骨抜きチキンな歪んだ親韓報道しかしないマスコミに抗議した人々、海外の掲示板に行った人、これはもうひとつの戦いになった。みんな個人で考え正しいと思うことをした。これは暫く受け身状態が続いていたネット界においても画期的な出来事であったと思う。大衆ひいては個人をなめるのもいいかげんにしろ、という思いが爆発した面もあると思う。

 さらに言うなら、韓国について完全に失望したと同時に日本のマスコミにも失望した。特に朝日に対しては報道に関してはほぼ数年前からだが完全に私は信用しなくなっている。たとえば、韓国のバンドが富士ロックフェスで日章旗を破り政治的主張をして不快感を与えた事件に関して、完全に韓国寄りの報道をくり返してなぜかとりつくろうようにそのバンドのボーカルの恋人が日本人だというオチにして無理矢理しめくくるやり方に吐き気を覚えたものだが、放置するとますますひどくなってくる。まさに朝日は韓国と心中する気なのかと思えるほど似た態度だ。
 マスコミが左寄りなのは別に大したことではない。右翼にまみれて国民が焼け死んでひどい目にあった第二次大戦時を考えれば左寄りになって政府を監視するのは普通のマスコミの姿だろう。しかし、日本のマスコミはどこに着地したいのかと問いたくなるほど国民をバカにした極左の集まりになりつつある。それは戦時中に日本が極右化したこととなんら変わりがない。もはやこれは日本にとって害毒というレベルにまで達していると言ってもいい。
 前に私はネットの匿名性を武器に暴れ回る過激くん達を「ドラえもんに道具を与えられて無責任に使いまくるといつかジャイアンにボコられるよ」と遠回しに批判(警告)した文をここで書いたが、逆手にとって正当性があればのび太君にも勝機はある。
 ただし、集団になったからといって油断してはならない。例え一個人であっても発言と行動に責任を持ち命を賭ける覚悟を持っておこう。大衆は非力であり絶大な権力でもある。そして、お上の巨大権力は人命すら大量に蹂躙するということを頭に置いておこう。2002年になったが天安門事件を忘れてはならない。自由を求めつつもお祭りじみた雰囲気だった学生達が戦車で蹂躙されてゴミのように殺されたさまが私は今でも忘れることができない。あれが「中国だから」起こったことだとお思いか?否、どの国でもああいったことは起こりうるのだ。くれぐれも絶大に恐ろしく醜悪な勢力に立ち向かっていることだけは集団においても自覚することが大切だ。あのお祭り雰囲気だった天安門の学生達と今の2ちゃんねら行動派(理性派?)がなぜか激しくダブって見えるので私は少し心配している。今度は勝とうという気概とデカイ相手に喧嘩売っていることだけは忘れないで欲しい。
  それから、雰囲気読まずにやたらと反韓情報をぺたぺた貼りまくってアジっている輩は反日韓国人と同レベルだ。ともあれ全ての情報を疑ってかかるようになる風潮が広がったのはネット普及の大きな成果だったと思う。ワールドカップを機にこういったことが起こるのもまたいい機会だったかもしれない。くれぐれも思いつめて過激な行動には走って欲しくないが、勇気のあるのび太くんであれ。
 最後に、ナンシー関氏は「テレビを客観的に皮肉る」という行為を通してマスメディアに対する大衆の(気軽な)監視と客観性を発起させるための多大な功績を残したと今、つくづく思っている。それだけにナンシー関氏の急逝が悔やまれてならない。しかし、ナンシー死すとも客観性と毒は死なずと今一度信じたい。民衆よナンシー関たれ。
 それから、「荒らしは放置」という概念もかなり通用する。論争においては感情的になった方が負け。やたらと日本人にケンカふっかける韓国人に対しても同じ。韓国人へ。「アジアの誇り」ってのが嘘でないなら恥をさらすな。それが一番のあなた達の大好きな自国への愛を示す形だってのがなんで判らない?それから、カーンとクローゼの遺影を作ったりカギ十字をたらそうとしたりイタリア語でわざわざイタリアチームを冒涜したような連中は二度とサッカーを見るな。世界大会で自国のエゴをまき散らすな。自国を愛しているんだったら腐敗した上層部に踊らされて子供じみたことをするんじゃない。あなた達も世界中のサッカーファンにケンカ売ったことを自覚しろ。天文学的確率かもしれないが、わざわざ外国の掲示板行って論戦ふっかけるのは迷惑だと思うので韓国人へ以下のメッセージを残しておく。

 
To all Koreans who can read this column:

I have really disappointed about your childish attitude against foreign soccer teams and soccer fans at 2002 FIFA World Cup. If you have dignity as citizens of South Korea, please recognize your foolish act to humiliate other countries is also humiliating your country's reputation. As a co-host nation, Japan has been humiliated by your country and it was enough to realize to find difficulty to understand each other.

In addition, DO NOT relate this matter to WWII or Japanese colonial era. We are tired to hear about it. This kind of dirty trick to switch a point is really SUCKS like that dirty referee at the game of ITALY VS KOREA at the World Cup.
Please throw away pre-matured mentality. Watching this from outside, it seems like a puppet dancing foolishly with no doubt. Doubt stupid information and think and act YOURSELF before being isolated from outside. Please realize your country has spitted on soccer fans all over the world.

As a Japanese, we are really really tired your selfish and arrogant attitude. Don't you think this is really inpolite? Stay calm and be matured. Please do not misunderstand that I do not HATE you. But it is sad that many Koreans take HATE to argue with Japanese. Please realize it is against manner. OUR GENERATION SHOULD THROW AWAY VIOLENCE AND HATE.

Regards,
from a Japanese netizen

 

■それはさておき

まーカタイ話はともかくワールドカップは1986年のメキシコ大会から私の人生の中で節目節目の思い出になっている大切な楽しみだったわけで。それがつまんない政治的抗争とプロパガンダに巻き込まれて嫌な雰囲気になっちまったのが至極悲しいわけで正直、風邪もあったけどかなりへこんでたわけですわ。

ま、そんな中でもやっぱり今回は2chが至極まっとうな主張と行動を率先したこととか、カーン様とかアイルランドの熱いやつらとかチラベル兄貴とか本当にいろんな思い出ができたんだけどね、最終的には。残すところあと二試合。決勝は勝っても負けてもカーン様のドイツを応援するよ。ブラジルの笑うしかないフォワードの強さにも心から感動するし。それに、強豪国をマターリ観戦してた日々から脱却して日本までこのお祭りに参加できる強さを持ったことが本当に感動的でした。稲本のシュートがゴールにつきささった映像は夢のようでしたよ。でももうこれで対岸の火事的なものから予選突破やらリーグ突破やらヤキモキしながら観戦する道へ日本は入ってしまったのだな。これからの何十年か参戦できなかったり敗退したりとかそういうことも見るはめになるだろう。それでも応援をやめないのがきっと真のサポーターなんだろうね、それはあのアイルランドの熱いサポーターとチームが差し示してくれた。覚悟よろしいか?せっかくこれだけ色々な国の人がサッカーの楽しさ魅せてくれたんだから、ティラミスと同列に扱ったりするのは開催国として本当に失礼な行為だと思うよ。

それはともかくカーン様萌え。ボールになってガッチリキャッチされたいです…(私的ミーハー発言ゴメン)

2001/6/2(深夜)

 えっとー、ワールドカップ見てました。なんだかんだ言ってモノゴコロついた時にゃメキシコ大会でマラドーナとジーコの現役時代をインプリンティングされてる身にゃやっぱ盛り上がらない方がおかしいわけでぇ。というか幼少時代からシンガポールでスポーツ中継をまともに(熱心に)やってるのがサッカーとテニスだったもんなぁ。イギリス植民地時代の名残でサッカーとテニス観戦だけは盛んで、特にFAリーグに対する熱の入れようは当地では凄かった。あと、最近は見なくなったがクリケット中継なんかもマターリやってた。(クリケットの試合時間は長すぎるし流石にイギリス色が強すぎるので最近はあんましやらないらしい)
 とかなんとか言って今日のテレビでイングランド対スウェーデンの試合見たがイングランドが勝ち進む確率はかなり低そうな気がして来たんだけどがんばって欲しい。
 しかしなんといっても今日のナイジェリアとアルゼンチンの試合は屈指の名ゲームな気がするであります。個人的に死のF組から勝ちあがるのアルゼンチンとナイジェリア希望。しかし前回から考えるにナイジェリアは決勝リーグに上がった途端にポシャるジンクスがありそうな気がするけど…まあそれにしても今日は三連続も強豪チームの試合が見られてお腹いっぱいです。
 それにしても日本でワールドカップの試合やってるなんていまだに夢でも見てるんじゃないかと。阪神とかキユとかワールドカップとか最近は思いもよらない事が多いよ。
 

 ところで、5/25紹介Court TVですが、そこのビデオアーカイブにこんな事件が。

Face Off: Controversial Talk Show Host Walks off Catherine Crier Show
Florida shock jock "Bubba the Love Sponge" Clem faces trial this week for killing a boar on his radio show; he tried to defend himself on Court TV's Crier Live


 ・ビデオ内容…ラジオトークショーで野生の猪を駐車場で公開処刑したラジオ番組が動物虐待の罪で訴えられ、Court TVの名物アンカーウーマン(キャサリン・クリエ)との対談で吊るし上げられ逆ギレ退場。
・キャサリンの主張…動物の命を奪う行為を娯楽として公共の場に提供するのは有害
・検事の主張…勝手に野生動物を捕えて殺したことが違法
・被告側の主張…一方的に番組側の主張を押し付けている。一年中動物はハントされてるじゃないか→逆ギレ退場

…かの「ひどいインターネット」で猫虐殺事件に対する対処の参考になりそうですな。公共の場で多くの人々の感情を著しく損ねたという罪ではツッコめそうな気がする。他のアメリカの事件でネコを車で引っ張って虐殺した男が飼い主の老婦人の精神を著しく損ねたとして裁判で負けてた事件があったし。それにしてもアメリカは広いせいかいろんな番組があるもんだな…その野生ブタ殺しショーのタイトルも「アスファルトバーベキュー」とかなんとか…つーかやっぱこういうの見るとアメリカのイジメのスケールはバカでかそうというのが伺えたりしちゃったりやっぱりしますが。

…あと、そのCourt TVビデオアーカイブの同じページにこんなビデオも。
・ジェームス・ブラウン、セクハラで訴えられてやっぱりアンカーウーマンとの対談で吊るしあげ
……なにやってんだよゲロッパ…

とまあ、せちがらい世の中にポイズンな気分になってしまったら、チャペル中継TV
で他人の結婚式の中継でも見ましょう。別の意味でポイズンかもしれませんが。つーか時差の関係で全然中継にお目にかかったことないぞコレ。

注釈

■クリケット
野球の前身となるスポーツでイギリスとその元植民地で人気のスポーツ。難点はあまりにも試合時間が長く紅茶飲みつつマターリしすぎなスポーツで見る方は疲れるという罠

■FAリーグ
イギリスのプロサッカーリーグ。マンチェスターユナイテッドとかが有名

■ひどいインターネット
もしかしたらライトユーザーを装った一流のボケ職人の仕業かもしれないがネコ虐待事件の際に2ちゃんねるに飛び込んだボケレス。「ここはひどいインターネットですね」

■ジェームス・ブラウン
ゲロッパでセックスマシーンな大物黒人歌手。

■結婚式
他人の結婚式やお子様のホームビデオほどつまんねーもんもないと思うが…といっても死別したりすること考えると必要なものなんかな〜脳内記憶だけなのもそれはそれで素敵なものだけど