つい最近デスクリムゾンに手を出してしまった私ですが、デスクリムゾンは別にいいんですよ、別の意味で面白いし、最後まで(汚い手を使いまくれば)プレイできマスから。
ところが、世には許せるクソゲーと許せないクソゲーが存在しまス。
そんなわけで、今まで私が買った許せないクソゲーといえばこのクオヴァディス2デス。ってゆーか個人的に怒りを覚えたクソゲーです。
クオヴァディス1はプレイしたことないからわからんですが、2は結構独立したストーリーになっていて、別に1をプレイしてないからついていけないということはありませんでした。
どういうゲームかってゆーと、マクロスっぽいアニメ絵(実際、キャラデザはマクロスと同じ人=美樹本晴彦)で、フロントミッション的なストーリーで、人型兵器を使って宇宙戦争ってカンジです。一応、遥か未来の、人類が他星まで植民してる時代になってます。プレーヤーは主人公と隊員のロボットを操作して作戦を成功させるようにします。てなわけでよくあるシュミレーションゲームです。
OPアニメはマジでスゴイです。マクロスをハイパーにしたカンジで。板野式ミサイル出まくりです。
(えっと、板野式ミサイルってのはねー、超時空要塞マクロスって昔大ヒットしたSF戦艦ロボットアニメがあってねー、それに出てくるバルキリーっていう、人型に変形する戦闘機があってねー、それの戦闘シーンでは全身からぶしゅうぅぅぅーっと細かい軌跡を描きながら無数のミサイルが流れるように発射される超ーーーーーーーーーかっこいい演出があったんですよ。それを考案したスタッフの人の名前が「板野さん」っていうんで、こういう演出のことを一部では板野式ミサイルっていうんだよぉー。現在に至るまで、この演出法は使われまくっているよー。わかったかな?お若い方々?)
実は、このOPデモが店頭で流れていて、思わずフラフラと買ってしまったワケですわ。
プレイ直後に、ながーいアニメデモがあります。これはすごいクオリティだから長くてもいい。スタートボタンで飛ばせるし。
ところが、デモ終わって戦闘画面になった瞬間!!!!
「な、なんだこのグラフィックはぁぁ!?」
まっくろな画面におざなりに描いてある背景。アニメデモではあんなかっこいいロボットなのに、戦闘画面のロボットは豆粒サイズです。豆粒がなんか線上を動いています。プレーヤーはこの線を変えて移動ルートを選べっつーことらしいのですが。思わず中学かなんかでやった、私の大嫌いだった数学問題の、「座標を移動する点Pと点Qが・・・・・・」を思い出したよ。
しかも、しゃべるしゃべる。点Pのくせに。
「だーいじょうぶ、こっちはうまくやってるぜぇー」
「来る・・・・そこっ!!」
「だーやられちまった後頼むわ」
まるで混線電話のように同時に複数の人がしゃべってます。ちうか黙れ、点Qのくせに。
もう、どこに誰がいるのかわからないんですが、みなさん勝手に戦闘しています。点だけど。で、あれよあれよという間にいつの間にか主人公が孤立して敵(しかも敵、全然見えにくいです。なにしろ点ですから。)にボコられてゲームオーバーなんてことも。(主人公機がやられるとゲームオーバー。)しかもまた、ゲームオーバー画面で「隊長ー!意地はってる場合かよ!早く脱出を!」などとほざきます。うるさい黙れ。しかもランダムでゲームオーバーの時の声が変わります。時々、オペレーターにクビを勧告されたりしてます、主人公。
そんなんで、ファミコンみたいな画面の戦闘画面で、すぐにゲームオーバーになるし、どうしたもんかと思って取説をふて寝して読んでみると・・・・・・・
「5回ゲームオーバーになると自動的に話が進みます。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なにがなんでもアニメを見せたいらしい。しばらくはヤル気が失せたので、わざと5回ゲームオーバーにして話すすめてみました。でもそんなのつまんないです。飽きました。
もはや、ゲーム本体はウザイものとなっているようです。ちうか、そんなにアニメを見せたいなら、OVAか映画にしておけばよかったのに。
私は初めて、途中でプレイを投げ出して封印することにしました。(あ、初めてプレイ放棄したのはロマサガ3なんだけど)
そして、私が大学を卒業し、シンガポールへ発つ準備の真っ最中の春のうららかな午後、訪ねて来た近所のゲーマー友達(男)に売り飛ばしました。ロマサガ3と一緒に。思えばクソゲーばかり売り飛ばしたことにちょっとせつなさ炸裂デスが、もてなしに出したカールで許せ。
後日談:製造元のグラムスという会社は倒産したそうです。シャレになんない・・・・・・あの豆粒ゲーム画面が断末魔だったのね。